ぶれない狙いが成果を生む

さまざまな意見があるのは当たり前

様々な意見に惑わされるクライアント

コンテンツ制作で最も大切なのは、最初に決めたクライアントの狙いを明確にして最後までブレないことです。

「自分たちが作るコンテンツの狙いを間違えることなんてない」と思うかもしれませんが、 実際の制作現場では、さまざまな意見や視点が飛び交うため、狙いが揺さぶられる瞬間をよく遭遇します。

これは、ある英語教材の案件の話しです。

クライアントからは英語をアニメとリズムにのせて楽しく暗記できる動画を作りたいという依頼がありました。

そこでコント調のシナリオを作り、BGMに合わせて仮の英文ナレーションを入れたところ、クライアントからはおもしろい!とても印象に残る!と高評価をいただきました。

ところが、本番ナレーションの収録時にネイティブのナレーターが面白いけれど、自然な読み方じゃないわねとボソッと独り言を言ったのです。

ネイティブからすれば、初見で感じたままの意見を言うのは当然ですし、その指摘自体は間違っていません。

しかしその瞬間、クライアントは悩み始めました。

ネイティブが不自然と言うなら、直したほうがいいのでは…?

ただ、この時に立ち返るべきなのはコンテンツの最優先の狙いは何かという点です。

この教材の狙いは、子どもがテストで高得点を取れるようにすることでした。

もしネイティブの自然な読み方を優先するあまり、動画の印象が弱くなったり、つまらないものになってしまえば、本来の狙いは達成できません。

ビジネス英語のように正しい言い回しを教えることは、このコンテンツでは二番手、三番手の要素だったのです。

クライアントは狙いを思い返し、方向性は間違っていないとすぐに判断を取り戻しました。

最優先はクライアントの狙い

表彰台のてっぺんにクライアントが光り輝くイメージ

もちろん、ネイティブの意見を取り入れられるならそれに越したことはありません。
しかし、最優先の狙いを達成できないのは、本末転倒です。

制作の流れは状況に応じて柔軟に変えても問題ありません。
しかし、コンテンツの狙いそのものが途中で変わったり増えたりすると、判断基準が揺らぎ、制作は一気に迷走します。

コンテンツ制作で迷いが生まれるのは、さまざまな視点や意見が入ってくるからこそ。
だからこそ、最初に決めた狙いを明確にし、最後までブレずに守り抜くことが、効果的なコンテンツを作る最大のコツなのです。