幼児は安心しか見ていない!
丸い形がポイント
1〜4歳の幼児は、毎日が新しい体験の連続で不安も多い時期です。
だからこそ幼児が好むキャラクターには、共通して安心させてくれるという特徴があります。
幼児向けキャラクターをデザインする際は、
この安心感を、形や色、全体のバランスに設計する必要があります。
◆安心感の傾向
・顔は丸く、柔らかそう
・目は顔の中央より下に離れてついている
・おっとりした優しい印象
丸い形は調和を象徴し、底面が少しつぶれた丸は“もったり”とした柔らかさを感じさせます。
幼児は触覚が敏感で柔らかいものに強い安心感を覚えるため、この柔らかそうに見える形は非常に効果的なのです。
さらに、目が離れていると優しさが強調されますが、黒目だけを大きくすると、ギョロっとして不自然になり、恐怖感を与えることもあります。
目を大きくしたい場合は白目を加えることで、ひょうきんで親しみやすい印象を作ることができます。
体も同じくシンプルで丸く、小さめであることが望ましいです。
幼児は情報処理能力がまだ未熟なため、複雑な形よりもシンプルな形を好みます。
丸く小さめの体に短い手足がついていれば十分で、ひじやひざといった細かい情報は不要です。
ただし体が小さすぎると頭とのバランスが崩れ、不安定に見えてしまうため、2頭身前後が最も安心感を与えやすいです。
幼児は赤・橙・黄が基本
色も幼児キャラクターの印象を大きく左右します。
◆色の心理的なイメージ
赤:活動的
橙:暖かさ
黄:好奇心
緑:穏やかさ
青:知性
紫:気品
白:純粋
黒:強さや恐怖
幼児向けキャラクターでは、赤・橙・黄といった明るく元気な色が特に好まれます。
特に、原色の赤と黄の組み合わせがとても多いのも特長です。
アンパンマン(黄×赤)
プーさん(黄×赤)
しまじろう(黄×赤)
5歳頃になると自立心や知性が育ち始め、青などの落ち着いた色を好むようになります。
ですからドラえもんが青いのも、この年齢層に強く刺さる理由のひとつなのです。
つまり、幼児向けキャラクターは安心・柔らかさ・シンプルさを軸にしつつ、子どもの成長段階に合わせて色や形を調整することで、より好まれるキャラクターを作れます。
幼児がキャラクターに求めているのは、カワイイよりも安心感が上なのです。